ちやほやの語源


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相手を甘やかしたり気にかけたりして可愛がる意味で使われる「ちやほや」という言葉。「ちや」と「ほや」に分解されるように思うのですが、それぞれの言葉がピンときません。気になったのでちやほやの語源をさくっと調べてみました。


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ちやほやの語源


・ちやほやの語源は「蝶よ花よ」
・「蝶よ花よ」は、平安時代には「花や蝶や」といい、江戸時代には「蝶や花や」、明治時代には「蝶よ花よ」と変化した
・中宮定子が女房の清少納言に詠んだ、「みな人の 花や蝶やと いそぐ日も わが心をば 君ぞ知りける」から。意味は、「他の人がみんな、花や蝶など美しいものに、いそいそと浮かれる日も、君だけは私の気持ちを分かってくれていたのですね。」というようなものです。枕草子より。
・他にも『源氏物語』・『堤中納言物語』・『三宝絵序文』にも「花や蝶や」が見られる
・江戸時代に順序が変わり、明治時代に発表された『たけくらべ』では「蝶よ花よ」となっている
・同時に「蝶花」は昔の中国語で「チャオファオ」と発音することも寄与したとの説もあるが、因果関係は腑に落ちない(私見)
・一方で「食べて!飲んで!」という意味だという「吃呀喝呀」の発音を確認すると「ちやほや」にかなり近い
・「あの動物は何だ」と聞いたら、外国語が分からない現地人が「わからない」という意味で「カンガルー」と答えたのがカンガルーの語源だという逸話もあるように、外国語と様相をリンクさせて、その呼称となるプロセスは得心が行く(私見、ちなみにこのカンガルーの語源は俗説である)
・「蝶よ花よ」が現行で使われており、変化の合理性にも変遷にも疑問が残る(私見)


ちやほやの語源は蝶よ花よだと言われれば、「へぇ~」となるのですが、言葉の変化の仕方にはちょっと疑問が残るというのが、語源を調べての感想です。しかし面白いなあ。「ちや」という海産物があれば万事解決なのですが(ラジオ脳)。