声優やアイドルのスキャンダルに失望するファンの心理について



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先日、声優の新田恵海さんが過去にAVに出演していたという疑惑がネットを賑わしました。



比較画像などが出まわりましたが、事務所が否定し、日も経って下火になってきました。


それでもまだ燃え続けていますし、一生この火が完全に消えることはないことは明白です。


声優やアイドルのスキャンダルに際して、「それでも応援する」という声もありますが、やはり「失望した」や「ファンを辞める」、「裏切られた」という声も多く見受けられます。


こういう意見が多いのは自然なことだと思います。


「それでも応援する」という意見の方も、どこか空虚感のようなものは感じているのではないでしょうか。


こういった話題になった際に必ずあがる議論があります。


それは「本当のファンなら」という議論。


「全て含めて愛してこそ本当のファン」や「スキャンダルを看過するのは無関心に起因するから本当のファンじゃない」など。


不毛な議論ともとれます。


しかし、「本当のファン」は置いておくとしても、誰かを応援する気持ちと、「失望した」や「裏切られた」となる気持ちは表裏一体だと考えています。


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ファンは自分たちに向けられたもの、自分たちが観測できるものを受け取り、それとつりあいを取るように体重を預けます。


自分たちに向けて歌ってくれる曲、自分たちに向けて話しかけてくれるラジオ、SNSなどで発信される私生活の一部。


観測可能な、可視化された情報をもとに、自分の中に偶像、もといアイドルを生み出して、これに傾倒します。


スキャンダルとは、いわば今まで観測不能だったもの、不可視だったものです。


これによってつりあいが取れなくなります。


個人差がありますが、例えば今までアイドル(100):自分(100)でつりあっていたものが、不可視領域の追加によってアイドル(150):自分(100)となり、押し返されます。


比率に直すと、アイドル(100%):自分(66.7%)となり、自分は100%の体重を預けることができなくなります。


これが空虚さの正体だと考えています。


今まで水の入って重かったヤカン、いつもと同じように持ち上げた時に、水が無くなっていて思った以上に持ち上がるような、そんな感覚。


観測可能域以外の実体に体重を預けようとして空を切るような、そんな感覚。


100%から66.7%、減った33.3%だけ、応援の熱量は減少しているのです。


元の数字、比率には個人差があり、その差が「本当のファン」議論や、「それも応援する」、「失望した」という気持ちを生むと考えています。


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中にはスキャンダルでも騒がれない人たちもいますよね。


手越祐也さんとか。


彼らの場合はスキャンダルも含めて観測可能域なので、比率が変化しないのです。


キャラ付けの勝利ですね。


かといってみだりにみだらなところまで観測可能域にしたところで、大抵の場合、今度は偶像を作らなくなります。


これではアイドルはなりたちません。


難しいところです。


アイドルの恋愛禁止についての議論もありますが、応援の熱量が表裏一体である以上、パラダイムシフトでも起こらないかぎりは恋愛禁止を続けるしかないのが現状だと思います。