読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

その男、帰省中につき


スポンサーリンク

年末から年始にかけての、ちょっとした日記です。画像大量です。長いです。特定しないでね(笑)。


2016年の仕事納めはなんと12月31日、大晦日。それまでもう勝手に冬休みを取って休んでたんですけれど、31日にポツンと仕事。帰省につき予約していた、早朝の新幹線に間に合うには、朝5時半には自宅をでなければならない。さて31日、自宅に帰ってまずやることは・・・寝ること。19時に就寝し、寝ること5時間。23時にむくむくと起きて、年越し。Augurio Buonanno!デジタルスケールを真上に投げて、新年に想いを馳せる・・・間もなく家族と親戚へのお土産作り。


f:id:ikashiya:20170105004414j:plain

f:id:ikashiya:20170105004418j:plain

f:id:ikashiya:20170105004420j:plain

f:id:ikashiya:20170105004423j:plain


ガレット・デ・ロワにバゲット、アーモンドクリームシナモンロールに干し柿とレーズンのスティックパン。その間にシャワーを浴びたり身支度していると、いつの間にか刻々と出発時間が近くなり、色々工程を省略。ぎりぎりに焼きあがったほっかほかのバゲットを紙袋にさして、極寒の外界へ。


ちょこっとブログを書いたり、寝たり、ゲームしたり、本を読んだりしながら数時間。がとごと揺られるというよりは、浮遊感のある乗り心地。視界いっぱいに広がった富士山に、現か夢かと問い、初夢への布石を打ちつつ、うとうと、うつらうつらと、とうとううつつに、とうとうさむる。


郷に入ると、富士山とは対照的に、親近感のある峰々。数万回は見ている風景なのに、なぜか次々と発見がある。


からっと晴れて、逆に重力は空にあるんじゃないかという青。それに吸い込まれるようにそびえる峰々に、冬ながらも緑々と茂る木々。ネットの濃い青。和歌山はみかん畑の風景。少し距離を詰めると、点々ときらめくオレンジ浮かび上がる。ちょうど収穫の途中、寸暇に時間が止まっているように感じる。これが見えると、すぐに最寄り駅。


実家に向かう車中、ここが新しくなった、ここが潰れたと交わしながら、はやくも郷愁の念に駆られる。さて実家。10歳の誕生日に家に迎え、以降大学に入るまで毎日散歩を共にした犬がお出迎え。成人式の際に髪伸ばして帰ったら、警戒心むき出しで吠えられたでお馴染み。もうなれたのか、吠えはしないものの、また伸びた髪を興味有り毛・・・興味有りげに見てくる。はつらしさはない。もうおばあちゃんだ。


f:id:ikashiya:20170106000129j:plain


実家。自室は宝の山。「部屋整理して、なんかいらんもんあったら捨てるけ~」に対して、「いらんもんなんかない~」といつもの調子で答える。100万以上かけて集めた本と漫画、あとは使わないけど思い出のものがたくさん。マグネシウムリボンとか、よくわからない海外のお土産とか。男子の勲章、龍のキーホルダーとか手裏剣とかクナイとか。懐かしいものがいっぱい。


f:id:ikashiya:20170106000646j:plain


バレンタインにもらった犬のぬいぐるみを首吊りにして、紀州備長炭と作った風鈴。鼻が磁石になっていて、対になっている白い犬の鼻とくっつくのだ。くれた子は、まだもっているかなあ。それこそ干支が一周巻き戻った年だ。


f:id:ikashiya:20170106000947j:plain

f:id:ikashiya:20170106000949j:plain


時計が2つ。1つはチャ●ンジ1年生の付録についてきた時計。赤い珍獣は「コラショ」とか言ったかな。アラームをかけると、「起きて!起きて!」と起こしてくれる。アラームをとめると、「よいしょ!こらしょ!がんばるぞ!」とほざく。中学3年まで使っていて、まだ動く。小学校低学年当時、アラームのセットが1度では不安で、意味もなく5回上下させていた。いつしか願掛けとなって、ルーチンとなって、5回上下してアラームをセットしていた。高校に上がってからは父親が使っていたが、いまはお役御免のようだ。それにしても、まだ動く。久しぶりに5回上下させてアラームをかけ、「起きて!起きて!」で起きる。良い。


もう1つはミ●キーマウスの時計。部屋にあるメインの時計であるにもかかわらず、ずっと5分はやく進めていた。おかげで5分前行動が常になった。いまやどんどんエスカレートしていって、平気で30分~1時間前行動したりする。ここまでくると、もはや気を使わせて迷惑だったり。ハハッ。


帰省が目的というよりは、同窓会に行くための帰省。でも正月に乗じてうまいもんでも食わせてもらおうと思い、元旦から帰っては餅を食いおせちを食い肉を食い魚を食い。一帯で、胃の中にある数の子の粒の数では負けていなかったと思う。実家の地域では、お雑煮は白味噌。母親がどこからか、お雑煮にあん餅を入れると美味しいと聞きつけ、入れてみるとこれが美味しい。どのくらい美味しいかというと、お雑煮にふつうの丸餅を入れたくらい美味しい。夜は母方の実家で、恒例のすき焼き&しゃぶしゃぶ&お刺身。1年で1番の食欲を発揮した後、別腹ハーゲンダッツまでがお決まりの流れ。親戚の子供達も大きくなって、各々2個ずつ平らげる。昔は1個しかだめだったのに、いよいよ僕らは自由を手に入れたのだ。


日は変わって同窓会当日。2日から同窓会ってどうなの?同窓会まで時間があるから、母校まで散歩。


f:id:ikashiya:20170106002812j:plain

f:id:ikashiya:20170106002821j:plain

f:id:ikashiya:20170106002830j:plain

f:id:ikashiya:20170106002827j:plain


まだ灰色がかった空に、澄んだ空気。キリリと引き締まった気温に、鉄のテクスチャが何かをかき立てる。相変わらずの、みかん。


f:id:ikashiya:20170106003123j:plain

f:id:ikashiya:20170106003129j:plain

f:id:ikashiya:20170106003126j:plain

f:id:ikashiya:20170106003505j:plain


通学路。秘密基地跡地もとい、枯れたセイタカアワダチソウの一面を覆う広場を横目に、てくてく。変わっていない。赤い扉の上に、カタリコベヤがある。

www.ikashiya.com

登ってみては、すこし巡らす。思考と血と思い出を、巡らす。目と鼻の先、坂を登れば、一気に景色が晴れる。川と橋。向こうには山々。


f:id:ikashiya:20170106003618j:plain

f:id:ikashiya:20170106003626j:plain

f:id:ikashiya:20170106003629j:plain

f:id:ikashiya:20170106003824j:plain


地区よって表情がまた変わる。橋を渡れば山の入口。相変わらず傾斜にはみかん畑。


f:id:ikashiya:20170106003838j:plain

f:id:ikashiya:20170106003850j:plain

f:id:ikashiya:20170106003842j:plain


在学途中に新築された校舎が、当時とそれほど変わらずにそびえ立つ。そして、思ったよりずっとはやい到着に驚く。通学路ってこんなに短かかったっけ。学校ってこんなに近かったっけ。でもおそらく、東京で同じ距離を歩くとかなり長い。想像の中で校舎を駆け回り、思い出のスポットに少し居座り、帰路につく。


f:id:ikashiya:20170106004237j:plain

f:id:ikashiya:20170106004247j:plain

f:id:ikashiya:20170106004302j:plain


あの頃も楽しかったなあ。全部覚えている。行きは裏道。帰りは大通り。少し晴れてきた。


f:id:ikashiya:20170106004343j:plain

f:id:ikashiya:20170106004357j:plain

f:id:ikashiya:20170106004400j:plain

f:id:ikashiya:20170106004403j:plain

f:id:ikashiya:20170106004406j:plain

f:id:ikashiya:20170106004410j:plain

f:id:ikashiya:20170106004415j:plain

f:id:ikashiya:20170106004420j:plain

f:id:ikashiya:20170106004425j:plain


成人式の時は、帰り際に熱をだして行けなかった母校への散歩だったから、とても良い散歩になった。昼ご飯やおやつを食べて(全部僕が作る、結局料理をしている)、昼寝をし、庭を探索。


f:id:ikashiya:20170106004939j:plain

f:id:ikashiya:20170106004947j:plain

f:id:ikashiya:20170106004950j:plain

f:id:ikashiya:20170106005003j:plain

f:id:ikashiya:20170106005008j:plain


もうあまり根を詰めて手入れをしていないのが余計に、木々を冬の様相にしている。あの日埋めて、育って途中で切られてしまったアボカドのそばから、新たな芽が出てそこそこ育っていたりして、少し口元が綻ぶ。冬の様相の中にも、まっきみどりの若葉が顔を出しはじめるこの季節。


さて同窓会。楽しかったー!書くことは何もない。噛み締めては噛むのを忘れた。みんな面白そうに生きていてなによりだ。でも今年から多くの人が社会人。このまま埋もれていかないか、少し心配もしている。楽しくいこうぜ。考えたいこととも持ち帰り、高校時代のセーブデータが更新された。


f:id:ikashiya:20170106005546j:plain


3日と4日はのんびり、料理を作って、宝を漁る。本と漫画を読み漁る。たまに散歩に出かけ、巡らす。充電完了。いつも充電中みたいなもんだけど。


行きはパンがいっぱいに入っていた紙袋に、本を30冊ほどと、故郷のメモリーを詰め込んで、東京に戻る。さすがに荷物が重い。とにかく重い。だからしっかりと持つ。たまに下ろして手を休ませ、またしっかりと持つ。思い。