性別選択で「男」ではなく「その他」を選ぶようにした



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まがいなりにもジェンダーレス男子を名乗るにあたって、やはりジェンダーの話題は気になります。僕自身、戸籍上は男で恋愛対象は女性に限る、つまり「美容に興味がある長髪の男」でしかなく、正直性別選択も「男」を選んでも差し支えありません。ですが最近は、性別選択で「その他」を選ぶようにしています。


近年、性別選択で「男」と「女」に加えて「その他」の項目がある場合が多くなってきました。いわゆるLGBTsが世間に認知され、彼らの主張が功を奏し、アウティングする人も増えています。そんな中で、性の多様性への配慮として、「その他」やmale・femaleでいう「other」の項目が選択できるようになったアンケートが多くなりました。


僕は当初、「まあその他を選ぶほどではないし、男でいいや」と男を選択していました。しかし、世間にはLGBTsに理解を示さない層が少なからずいます。多様性は認められて然るべきだとは思いますが、一方で自然の摂理(子孫繁栄)を軸とした先入観や価値観から一歩逸れた位置付けになるのも理解できます。際して「気持ち悪い」という感覚も、責められたものではないかもしれません。


僕自身はLGBTsに対する差別的な意識はないといいますか、価値観を尊重したいと思っています。ですが現状はまだまだ偏見があり、彼らが言う「健常な異性愛者」以外は認めないという空気も、多かれ少なかれ存在します。そこで、「男」ではなく「その他」を選ぶようにした、です。


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これにはLGBTsを認める空気に加勢するという意図があります。つまり「男」という性関心については曖昧な立場から、「その他」を選ぶことによって「男・女以外の性に関心がありますよ、その存在を認知していますよ、僕もほんの少しではあるけれど一歩そちらに歩んでいますよ」という意思表示をするようにしたということです。


僕が性別選択で「その他」を選んだとしても、直接何か効果があるわけでもなく、何かが変わるわけではありません。ただ僕がそういうスタンスであると、自分で決めただけです。これを広めようとも考えていません。ただただ、空気に加勢するという意図で「男」ではなく「その他」を選ぶようにした、という話です。


「男」「女」「その他」があったとして、自分が完全に「男」だと言い切れますか?自分が紛うことなき「女」だといいきれますか?性別選択での「その他」の追加は、性―ジェンダーに関して、少し考える機会になるかもしれません。