先日、金沢~福井へ旅行に行ってきたので、さらっと旅行記でも記そうと思います!
~1日目~
3月11日土曜日。天気は晴れ、旅行日和でございます。朝はゆったりめに、8時過ぎに家を出て、開業がまだ記憶に新しい北陸新幹線に乗って金沢へ行くべく大宮へ。新幹線をまっている途中、とてつもない違和感が僕の脳裏をかすめました。で、足元を見るとこれ。
靴、左右で違ってる!!!
あっちゃ~。初っ端からやらかしました。もう引き返すわけにはいかないし、出先で買うにも荷物になるし・・・。急いで家を出たわけではないのですが、同じ赤だから間違えちった、てへぺろ(・ω<)。
・・・。
これ、そういうおしゃれだから。
よし、これでいこう。さて大宮から金沢まで2時間ほど電車にゆられ、途中で変わりゆく景色をはやくも堪能し、雪山に心のなかで歓声を上げ、あっという間に到着です。
着いた時にはもうお昼時でしたので、近江町市場へいって海鮮丼でも食べようと、すたこら向かいました。威勢のよい声が飛び交い、土曜日ということでかなり人でごった返していました。バラエティ豊かなお店をよそ目に、腹が減っては戦はできぬと海鮮丼のお店に。どこも似たようなもので、どこも数十分待ちになっていました。目移りしましたが、良さげなところを見つけて名前を書き、待つこと三十分ほど。近江屋伝兵衛というお店です。
- 特選地物入り丼 3800円
- 百万石丼 3200円
どちらも様々な海鮮が所狭し・・・所広しと並んでいて、特選地物入り丼は地物の「のどぐろ」などがのっています。価格は決して市場価格で安いというわけではなく、「観光地価格」ですが、食べて損だとは微塵も思いません。どれも美味しいもの特有の「甘さ」があり、どれも脂が乗っています。特にうにはかなり状態が良くて美味しかったです!
お腹もほどよく膨れたので周りのお店を見回り、1日目なのでひかえめにお土産などを買って、どじょうの蒲焼きや海鮮の焼き物などをちょこっと食べました。こういうところは見ているだけで楽しいんですよね~。珍しいものもあって、料理をする身からすると、半日いても飽きないと思います。
近江町市場をあとにし、お次はお決まりの兼六園。
子供の頃だったら楽しめなかっただろうな~。今となっては雪吊を見るだけで楽しくなります。派手なものはないけれど、じわじわと胸が高まる「空気」があります。ちょうど梅の時期でしたので、梅林も賑わっておりました。
紅冬至に月影に八重寒紅に金縷梅にしだれ梅?詳しくはわかりませんが・・・。桜の季節もさぞ美しいかろうに。四季折々に足を運ぶと楽しそうですね。
団子も食べ、このあと金沢21世紀美術館に寄るつもりでしたが、時間が押していたので東尋坊へ。時間は5時半をすぎてちょうど夕日の時刻、着くやいなや目に飛び込んできたのがこちらでした。
ふわー!
なんという良きタイミング。この後1分もしないうちに消えてしまいました。いいものが見えたなあ!なんと表現しようか。フランシスコ・ザビエル(台無しだわ)。
あいにくの曇り空で、夕日を見ることは叶いませんでしたが、断崖絶壁に打ちつける波・風。広大な日本海に雲の合間からさす木漏れ日ならぬ雲漏れ日に魅せられました。
1日目の観光はこれにて終了。予約していたホテルがある福井駅周辺で簡単にご飯を食べようと、駅直結でそれなりに評判がよかった回転寿司の北のおやじというお店へ。
回転寿司なので写真はこれしか撮っていませんでした(笑)。タコの唐揚げがこれだけ乗って280円。味も申し分なく、おすすめの一品です。お寿司に関しても魚屋さん直営だということで、ネタの質もかなり良好でした。値段もリーズナブルで、2人で5000円ちょっとでした。駅チカでさっとお寿司を食べたい方にはおすすめです。
ただしオペレーションは評価するにほど遠く、寿司を握っている方同士が喧嘩していたり、提供速度や精度も甘く、連携も取れていないようだったので、そこだけ残念なポイントでした。店員さんもドジっ子で、着席するや否や頼んでいない赤出汁が運ばれてきたりと、僕たちは微笑ましく見ていましたが、不機嫌になったり切れているお客さんもいらっしゃいました。うーん、がんばれ。
そんな感じで1日目も靴を間違えた以外は無事に終わり・・・。
・・・。
あれ、パンツがない!?
こんちくしょうは家にパンツを忘れたようです(コンビニで買いました)。みなさんも気をつけてくださいね。靴とパンツね。明日は7時に朝ごはんの予定なので早めに就寝し、1日目を終えました。
~2日目~
7時に朝ごはんを食べるべく6時過ぎに起床して身支度し、ホテルでビュッフェスタイルのメニューを一通り食べて、越前大野城の撮影スポットへ向かいました。越前大野城自体は12月1日~3月31日まで休館期間ですので、遠くからみようと、あわよくば朝霧にそびえる天空の城が見れるかもと思って、朝から山登りです。
で、着くとこれです。
撮影スポットの標高は324m、道のりにして700m程度ですが、道が狭くて傾斜もあり、そこに雪が積もって登りにくくてすべりやすく、結構危険な状態です。本来ならば断念すべきなコンディションかもしれませんが、そんな状態だと把握しきれていなかったので、登ってしまいました。
杖を突きつつ、声掛けをして足元に十分注意しながら、時間をかけて慎重に登っていきました。通常片道20分程度のところを倍以上の時間をかけて登りました。行き帰りですれ違った人は1人だけ、登り慣れていそうな女性でした。コンディションの悪さが伺えます。転落の危険性もありますからね、登られる際はコンディションを確認の上、複数人で登山に適した格好をして登ることをすすめします。
多難な道を制し、撮影スポットにつくとそれはもう絶景が待っております。
絶景かなー!!!
・・・。
ま、これは看板を撮っただけの理想で、現実はこちら。
朝霧にそびえる「天空の城 越前大野城」が見られるのはかなり条件が限られておりまして、時期は10月から4月末頃で、中でも11月頃が最も見られやすく、時間は明け方から午前9時頃まで、前日の湿度が高い・前日の日中と翌日の朝方の気温差が大きい・風が弱いなど様々な条件を満たす必要があるようで、めったには見られないようです。
天空の城は見られませんでしたが、見晴らしがよく、朝の寒さですっきりと澄んだ空気と、雪山を登ったほどよい疲労感が心地よく感じられました。
帰りもすってんころりんしながらも、注意して時間をかけて下山し、今度は一乗滝へ。佐々木小次郎が燕返しをあみだしたところともされています。
相変わらずです。雪の上に霜ね。雪の上の赤は、それはもうかんずりのよう(謎)。手前の駐車場からしばらく雪道を散歩すると、一乗滝の手前に佐々木小次郎の銅像があります。
連れ「佐々木銅像の小次郎だ!」
(本人は佐々木小次郎の銅像のつもり)
今日一の笑いがおきました(笑)。そのままふらふらと一乗滝へ。
シャッタースピードを変えて撮影するために、ちゃんと三脚を持っていったんだっ。落差は12mですが、間近で見ると迫力があります。しぶきも感じられて、冬でも「涼」が楽しめました。すでにお昼時でしたので、日本海さかな街へ移動して旅行最後のごはん。
写真などを見て、適当にお店に入りました。お店は味世司-あじよし-というところです。結局また海鮮丼です(笑)。
味世司-あじよし-【Map No.59】|福井 敦賀の特産品のことなら日本海さかな街|魚市場|カニ|海産物|海鮮丼|敦賀
- 焼きずわいがに 1700円
- 焼き牡蠣5個 1000円
- あぶり海鮮丼 1450 円
- うにいくらカニ丼 2500円くらい
あとソースカツの単品も食べました。食べログなどのレビューを見ればわかるのですが、ここもオペレーションはお世辞にも良いとは言えないです。飲食に携わっているものとしては、まー改善点が見える見える(笑)。僕のポリシーですが、店員さんの動きが悪いときこそ、態度が悪いときこそ、紳士に真摯に、にこやかに接します。そうすると相手もバツが悪いのか、それまでより丁寧に接客してくれるんですよね。こちらもそのほうが気持ちいいですし、食事も美味しくいただけるものです。
相変わらず観光地価格なので気にせず、肝心の味はというと・・・美味しい!後で食べログを見ると鮮度が悪いなどの書き込みもありましたが、時期もよかったのか良好な状態でした。父の趣味が釣りで、母の実家も漁師町なので、新鮮なお魚は食べ慣れてますから舌はお墨付きです、たぶん。うにも色が悪そうに見えますが、ちゃんと「おいしいうに」でした。丼の上のかにだけがちょっと旨み不足かなと感じましたが、かなり満足のいく食事でした!
食事後、館内で(主に自分の)お土産を買いあさり、そうしているうちに新幹線の時間が近付いてきたので、米原へ。程よい疲労感を携えて、何事もなく帰宅。いやあ良い旅行でした。
自宅に着くやいなや泣き喚くおなか。ぐぅ~。
ごそごそ。がさごぞ。
あれ?
それは○○さんに渡すお土産では?
あー!食べちゃった!
食欲を前に理性など無力なのだ!
ちゃんちゃん♪