絹さや(さやえんどう)の「芽を摘まない」で!



スポンサーリンク

ちょこっと料理コラムです。


絹さやの下処理をするとき、「筋取り」といって食感が悪い部分を取り除きます。ヘタを折って筋を取るのですが、ここでちょっとした豆知識。日本料理のお店、料亭などで、この部分が残っているのを見たことないですか?


f:id:ikashiya:20170130125938j:plain


実はこれ、下処理をちゃんとしていないのではなく、この部分を取ってしまうと、「若い芽を摘む」ということで縁起が良くないとされています。なので、この部分を残して筋取りするのです。


ご家庭で筋取りする場合は気にすることないのですが、知らないと日本料理店で「下処理されてない・・・」と勘違いする方もいるんじゃないかと思いまして、あまり知られていないようなので記しました。というのも、このような「あまり知られていないジンクス」をいくら料亭側が尊重したところで、お客さんがそれを知らなければ、ただの下処理不足だと捉えられてしまいます。


なので縁起が良くないと知っていながらも、「芽を摘む」選択をするお店も増えているようです。そんな中でも、やはり縁起が良くないと、この部分を残しているお店もあります。もちろんお店側から「若い芽を摘むといいまして・・・」と逐一説明するわけもなく、人によってはマイナス評価を下してしまうのではないかと思い、より多くの人に広まればいいなと思う次第です。