焦がしバター香る基本のフィナンシェのレシピ・作り方



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こんにちは、嵜山拓史(さきやまひろし)(@sakihirocl)です。今回は焦がしバター香る基本のフィナンシェのレシピ・作り方。卵白の比率でも書いてるので、余ってる卵白に合わせて卵白消費にも!


焦がしバター香る基本のフィナンシェ


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材料


卵白を1とした場合の比率
・卵白 1
・グラニュー糖 0.6
・水飴 0.25
・塩(お好み) 0.01
・アーモンドパウダー 0.45
・薄力粉 0.25
・ベーキングパウダー 0.01
・バター 1

今回の分量
・卵白 100g(3個分)
・グラニュー糖 60g
・水飴 25g
・塩(お好み) 1g
・アーモンドパウダー 45g
・薄力粉 25g
・ベーキングパウダー 1g
・バター 100g


塩はお好みで、ベーキングパウダーもなしでも出来ます。ベーキングパウダーありは少しだけふんわり、なしだとよりしっとり重めな口当たりに。


今回の卵白3個分だと深型の8個取りフィナンシェ型+αくらい。卵白2個分だと8個取り薄型+αくらい。余った生地は適当にカップに入れて焼けばOKです!



作り方


1. ボウルに卵白100g・グラニュー糖60g・水あめ25g・塩1gを入れてあまり泡立てないように泡立て器で混ぜる
2. アーモンドパウダー45g・薄力粉25g・ベーキングパウダー1gをふるい入れさっと粉っぽさがなくなるまで混ぜる
卵白に粉類を混ぜる様子混ざりきった様子
3. 鍋にバターを入れて弱めの中火で熱し、溶けたら混ぜながら加熱し焦がしバターを作る(大きい泡が細かくなってきたら色づいてくる)
4. 全体的に茶色になったら鍋底を水につけて余熱が入らないようにし、70~80℃くらいまで冷ます
バターが溶け泡が大きくなってきた様子バターの泡が細かく色づいてきた様子
5. 焦がしバターを生地に加えて全体がなめらかになるまで混ぜ、ヘラに持ち替えて混ざりきってない底を中心に混ぜる
6. 離型油を塗った型に9分目まで入れ、170℃に予熱したオーブンで深型なら18~20分、薄型なら15分ほど焼いて出来上がり
鍋の底を水に当て冷やす様子焦がしバターを生地に加える様子
焦がしバターが混ざった様子生地を絞る様子
焦がしバター香る基本のフィナンシェのアップ
焦がしバター香る基本のフィナンシェのなにものせてないバージョン
焦がしバター香る基本のフィナンシェのナッツをのせたバージョン


卵白を泡立てちゃうと膨らんだり気泡が多く入ったりするので控えめに。粉類を加えたら薄力粉のグルテンが出ないように、あまりぐるぐる練るように混ぜず、泡立て器のワイヤーで切り混ぜるイメージで混ぜます。


焦がしバターの焦がし具合はお好み。バターを溶かして、泡が細かくなってくるとすぐに色づくので様子を見ながら、はじめは少し薄めかな?くらいから始めるといいと思います。

目安として、沈殿物(乳糖やタンパク質)が苦く焦げちゃうと焦がしすぎなイメージ。沈殿物はいわば旨味のかたまりなので、食べてみて美味しいならOKです。

そのままだと余熱でどんどん加熱が進んじゃうので鍋の底を水につけてとめます。冷ましすぎると次の工程に影響が出るので70~80℃くらいに冷めたらOK。


焦がしバター香る基本のフィナンシェを上から見た様子


温かいうちに焦がしバターを混ぜます。冷めすぎると乳化しにくくなりますし、流動性も下がって油を加えているとはいえグルテンも出やすくなります。なので温かい状態で加えます。


↑のポイントを押さえてグルテンを抑えられれば、生地を寝かせるメリットも少なく、逆に乳化が弱くなるデメリットの方が大きいので、出来上がったらすぐに焼きます。乳化が弱まると油が染みたり食感が悪くなったりします。


焦がしバター香る基本のフィナンシェのどアップ


焼き上がり、冷めたら容器やラップで乾燥しないようにして常温で3日くらい。冷蔵はNG。長期なら冷凍してください!


プレーンでも焦がしバター香る満足感の高いフィナンシェ。しっとりと味わい深く、ポイントを押さえるとかなり生地の仕上がりに差が出ます。少し温度を上げてカリッと焼いてもまた○。とってもおいしいのでぜひ作ってみてください!