「カルボナーラのレシピを記すと、カルボナーラ警察が来る」なんて言われるほど、簡単なようで奥が深いカルボナーラ。本場では生クリームを使わない、ベーコンじゃなくてパンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け)やグアンチャーレ(豚の頬肉の塩漬け)を、などの論争がありますが、今回記すのはそんな論争を横目に見る意識低い系とでもいいましょうか、そんなカルボナーラのレシピでございます。むしろカルボナーラと言っていのかという点にカルボナーラ警察がやって来そうですが、意識低い系を名乗っておくことで見逃してもらおうという魂胆が見え隠れしつつ、いってみましょう!
カルボナーラについて記憶に新しい言及。とても有益なことが書かれています。ぜひ参考に。
創味シャンタン・味覇で作る意識低い系カルボナーラのレシピ
材料
・創味シャンタンor味覇 小さじ1
・卵黄 2個
・粉チーズ 一掴みふぁっさー
・黒胡椒 たっぷり
・茹で汁 大さじ1
生クリームはおろか、ベーコンすら使わないという意識の低さ。粉チーズもパルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノが美味しいですが、パルメザンチーズでいいです。加えてフライパンすら使いません。使ってもいいです。
意識低い系としては全卵を・・・と言いたいところですが、ここは卵黄でいきましょう。じゃあ卵白はどうするかって?創味シャンタンをお湯で割って卵白を入れて、卵スープにすればいいんじゃないかな(意識低い感)。
創味シャンタンにも、粉チーズにも塩分があるので注意です。分量は味見しつつ調整してください。
パスタはせめてディチェコかバリラを使いたいところ。いやあ意識低い系としての一貫性やいかに。太めの麺がいいですね。
作り方
2. ボウルに茹で汁と創味シャンタンを入れ、溶かしておく
3. さらに卵黄と粉チーズ、黒胡椒を入れて混ぜておく
4. 茹で上がったパスタを一息おいてからボウルに入れて素早くソースと絡めて完成!
5. お好みで追い卵黄と追い黒胡椒をどうぞ
創味シャンタンと粉チーズをあわせると塩分過多になるので、パスタを茹でる際、塩は無しでいいです。湯で時間は表示時間より少し早いくらい。パスタ熱いままいれて、のろのろ混ぜているとボソボソになっちゃうので注意です。チーズは溶けて、卵黄はとろっと絡まるくらいの温度が最適です。
再度ですが味見は必須です。創味シャンタンが塩からいですから、粉チーズの塩分と折り合いをつけるように注意してください。
あと蛇足ですが、気付いている人は気付いているかと思います。写真のは粉チーズすら入っていない意識の低さ(笑)。ちょうど粉チーズ切れてたの忘れて作っちゃった。ただの釜玉パスタになりましたがこれはこれでね。意識の低いって言葉、予防線として超便利ね。
誕生秘話
誕生秘話ってほど大仰な話ではないんですけれども。カルボナーラを分解すると、「パスタ+肉の旨味+塩味+チーズの旨味+卵黄の旨味+黒胡椒」となります。
さてここで創味シャンタンの成分表示を見てみますと、「 食塩、畜肉エキス、野菜エキス、動植物油脂、砂糖・・・」と続きます。「あれこれ、ベーコンの旨味と塩味の代わりにならない?」というところから誕生しました。
加えて「カルボナーラ」は「炭焼のパスタ」と言われ、起源として黒胡椒の色が炭を連想させるという一説がありますので、「黒胡椒さえ振っときゃカルボナーラだろ!?」という強引な意識の低さにも起因します。
「ちゃんと作った」カルボナーラの方が百倍美味しいですが、ベーコンもねえ!パンチェッタもねえ!グアンチャーレってなんだよ!?でも創味シャンタンならある、という方は一度お試しください。保証はしません(逃げ腰)。