アパート等隣人騒音トラブル法律問題や解決法など - ポジ熊の人生記
こちらを読んで、マンションの隣人騒音トラブルについて、自分の経験をもとに、騒音での警察通報について少し記そうと思います。
騒音で警察に相談する前にすべきこと
隣人の騒音が気になった場合、まずすべきは管理会社への連絡。この際に具体的な被害や後の対応構想も伝え、直接注意してもらうように釘を刺しておくことをおすすめします。
次は投函や貼り紙です。迷惑をしている旨を書いた貼り紙を隣人のドアに貼るか、投函して伝えます。
直談判は相手を見てから行った方が無難です。大学生なら直談判でもいいですが、中には恨みを持つ人や、怖い人もいますし、報復の可能性もあるので、出来れば避けたほうがいいと思います。それでもおさまらない場合は、いよいよ警察に頼りましょう。
僕の場合は、隣が大学生だったのでまず管理会社に連絡し、直接口頭で2回注意しました。やんわりとね。後に重低音の音楽は鳴り止んだものの、酒を飲んでの大騒ぎはおさまらなかったので、見かねて警察を呼びました。声を荒げて注意することもできますが、穏便に済ますのが賢明です。
騒音で警察に通報する際の流れ
まず交番に行くか、110番に通報するかですが、110番に通報するのをおすすめします。なぜなら直接交番に行って、事件でないなら消極的な対応をされる可能性があるからです。110番だと義務が生じるので、必ず出動してもらえます。電話での流れは以下の通りです。
・「事故ですか、事件ですか?」
「騒音です。」と答え、以下状況の説明。どこからの騒音か確信がある場合は、部屋の名前、確信がない場合はある程度絞り込んだ情報を伝えます。住所も聞かれますので、答えます。加えて騒音の種類(宴会・楽器など)や、これまでの騒音被害について、簡単に説明するといいでしょう。説明漏れがあっても、警察の方から聞いてくれるので、ある程度状況を整理しておけば、正しい対処をしてくれます。
・「お名前は?」
名前を聞かれますが、答えたくない場合は「匿名でおねがいします。」で問題ありません。ただし1度で騒音がおさまらない場合、通報が数回にわたる場合がありますので、名前を伝えておくと「先ほどの〇〇さんですね」と余計な説明を省けました。
・「警察と会いますか?」
こちらも、どちらでもかまいません。たとえ会わなくても、警察はちゃんと来てくれます。より詳細な情報を伝えたい場合は、会っても良いでしょう。僕の場合は、「今回は会わなくて大丈夫です。ただし今後も騒音がおさまらない場合は、会って相談したいので、その際にはおねがいします。」と答えました。
・「では担当の警察に連絡して向かわせます。」
流れは以上です。数分後、警察が来て状況をみて対応してくれます。
一度の通報でおさまらない場合
一度の通報でおさまらない場合は、何度でも通報しましょう。実際僕も、2回通報しました。2回目も真摯に対応してくれました。名前を伝えておいたので、スムーズでした。何回でも通報するという姿勢を見せると、相手は面倒臭がって騒音がおさまります。
騒音を出す側も、何度も警察を相手にしてまで騒ぎたくないでしょうから、おさまるまで何度でも通報するのをおすすめします。
警察に通報する際に注意すべきこと
警察で通報することによって、どのような影響が出るかは考えておかなければなりません。留意すべきは以下の点です。
・誰が呼んだかわからないものの、隣接する部屋などある程度は見当がついてしまうこと。
・反発や嫌がらせで、より騒音がひどくなる可能性があること。
特に通報の直前に直談判した場合などは、誰が警察を呼んだかバレバレです。騒音を出している人が怖い人の場合は、合わせて警察に相談するのが良いでしょう。
反発や嫌がらせで騒音がひどくなる場合ですが、根気強く断固とした意思を持って対応していきましょう。管理会社にも騒音がおさまるまで注意してもらうようにお願いし、騒音のたびに通報して包囲網を形成すれば、いずれ相手も折れます。自分の精神衛生だけでなく、睡眠にも影響する問題なので、ずっと騒音で悩むよりは、早め早めに行動するのをおすすめします。僕も先ほどの流れを数日内に行いました。
騒音と警察についてのまとめ
「隣人の騒音がうるさい」という理由で警察に頼っていいの?と思う方も多いかもしれませんが、騒音とみなされるハードルは意外と低く、うるさいと思えばちゃんと対応してくれます。
世の中物分りの良い人間ばかりではなく、利己的な人間も多いので、色んな人の体験を聞くかぎり、管理会社の注意ではおさまらない場合も多いようです。
そんな時は警察というわかりやすい力に頼るのが有効です。マンションの隣人騒音トラブルに悩まされている方は、110番での警察への通報を見当してみてはいかがでしょうか。