湘南美容外科でヒゲ脱毛をはじめまして、カウンセリングの際にも十分な説明があり、その時に使った資料は画像のようにまとめて包んでくれます。この資料と、カウンセリングの際に聞いたこと、自分で収集した情報をもとに、基本的な医療レーザー脱毛の基礎知識をQ&Aで記していきます。
脱毛の動機・体験・口コミはこちらをどうぞ。
湘南美容クリニックでヒゲ脱毛をはじめました!口コミします!【永久脱毛・医療レーザー】 - 生かし屋さん。
- 医療レーザー脱毛とは
- 毛周期(ヘアーサイクル)とは
- 傷みはどのくらい?
- レーザー照射後、ヒゲはどれくらいで抜ける?
- 照射漏れとは?
- レーザー照射後、どれくらい肌荒れする?
- 本当に二度と生えてこないの?
- 医療レーザー脱毛の正しい知識を
医療レーザー脱毛とは
医療用のアレキサンドライトレーザーは、メラニンと呼ばれる黒い色素に吸収されるレーザー光を照射し、照射範囲内の毛母細胞と毛根のみを破壊します。よって表皮や他の組織へのダメージはありませんが、注意すべきは日焼けです。
日焼けと脱毛
日焼けによってメラニンが増えると、上記の通りメラニンが増えた肌にもレーザーが反応し、火傷になってしまいます。したがって、日焼けが見受けられる場合、施術を受けることができません。
施術の2週間以内に、直射日光を1時間以上浴びることを避け、冬であってもUVケアをしっかりと行ってください。もちろん日焼けサロンによる日焼けもNGです。
慢性的に日光を浴びている方は、レーザー照射によるリスクが高いため、施術できません。日焼けから2週間以上経過している場合でも、医師が日焼け後の炎症があると判断した場合も施術を受けることができません。
日焼け以外にも安全のために
日焼け以外にも、安全のために自身の情報は出来るだけ医師と共有することをおすすめします。服用中のお薬などがあれば全て伝えてください。
また現病歴や手術歴、妊娠・出産、アレルギーなど、些細な事でも情報を共有することで、より安全に施術を受けることができます。裏を返せば、申告がない場合、病院側では責任を負いかねる、ということです。
毛周期(ヘアーサイクル)とは
脱毛は1回の施術では完了せず、期間をあけて数回施術を受けることで完了します。その理由は毛周期(ヘアーサイクル)にあります。
毛には成長期・退行期・休止期があり、これが繰り返されるサイクルを毛周期といいます。
・成長期
毛母細胞が分裂。皮膚の中で毛が成長をはじめる。その後も活発な分裂を経て、表皮を出て伸び続ける。
・退行期
毛母細胞の分裂が止まる。伸びた毛が抜け落ちる。
・休止期
毛が抜け落ちた後、次の成長期を迎えるまで休止する。
個人差や部位による差はありますが、毛周期は約1年です。毛周期を考慮し、脱毛は長期間にわたって行う必要があります。一般的に、1回の施術で脱毛できるのは全体の1割とされています。
また毛抜きでヒゲを抜いている場合、毛根まで熱を伝える導火線がなくなってしまうため、レーザー照射が意味をなしません。毛抜きでヒゲを抜いたあとは、最低1ヶ月はあけて施術を受ける必要があります。
傷みはどのくらい?
基本的に医療レーザー脱毛には、痛みが伴います。痛くないのは、エステやサロンの効果が薄いものです。特にヒゲは痛みが強く、痛みを理由に途中で投げ出す人もしばしば。そして、濃ければ濃いほど痛いです。
僕はもともとかなり薄いほうだったので、「輪ゴムでパチンとやられた程度の痛み」で済みました。それでも、鼻下など自分の中で比較的濃い部分は、いっそう痛みが感じられました。
人によっては、耐え難いものだったり、涙目になったり、脂汗が止まらない痛みがあるのは事実です。
別料金になりますが、麻酔もありますので、痛みが心配な方はチェックしてみてください。近年では痛くない医療レーザー脱毛機「メディオスター」もありますので、痛みが心配だという方は、こちらも見当してみてください。
痛くない・日焼けも大丈夫なレーザー脱毛機「メディオスター」
従来の医療レーザー脱毛機が、毛母細胞・毛根をターゲットにしていたのに対し、メディオスターでは「バルジ」領域をターゲットとしています。バルジ領域は、毛根よりも表皮よりの浅い場所に位置し、発毛の司令塔・シグナルといえる部分です。
バルジ領域では毛根下端の細胞が育ち、毛周期をつくる「発毛因子」を作り出しています。バルジ領域を破壊し、これを止めることで、脱毛が可能となります。
ダイオードレーザーを細かく照射することで、部位に蓄熱を行い(蓄熱式)、バルジを破壊するため、衝撃が少なく、表皮へのダメージも抑えられ、火傷などのリスクも少ないので、従来の医療レーザー脱毛と比べて、痛みがかなり軽減されます。
メディオスターによるレーザー照射は、幹細胞の破壊を目的としているため、レーザー照射後も成長期の毛は生えてきます。休止期を経て、次の毛周期では生えてこなくなります。期間をあけて複数回施術することによって、徐々に全体を脱毛することが可能です。
もともと色が黒い方でも施術を受けることができ、打ち漏らしが無いので脱毛効率が良く、時間短縮が可能で、痛みも少ないので、人によってはこちらをおすすめします。
レーザー照射後、ヒゲはどれくらいで抜ける?
レーザー照射後、ヒゲが抜けるのは、平均で1週間から10日程度です。気がつけば抜け落ちて、減っています。だからといって、自分で抜くのは止した方が賢明です。
なぜなら、毛根が破壊されている毛を判断するのは難しいからです。毛抜きについて前述した通り、次の施術に影響し、脱毛効果が損なわれますので、ご注意ください。
照射漏れとは?
照射漏れとは、直線状・四角状など、明らかに毛が集中して残っている状態です。レーザー照射の際に、漏れた範囲があると、照射漏れとなります。まばらに生えてくる毛は照射漏れではなく、明らかに密集している場合が照射漏れに当たります。
照射漏れには安心保証制度があり(ハイジニーナ以外)、男性のヒゲは翌日以降に判定し、2週間以内であれば無料となります。
写真撮影を拒否している場合は、安心保証制度の対象外となります。保証の有無に関わらず、気になった場合は相談すると良いでしょう。施術日には剃毛せずに来院します。詳しくはカウンセリングの際に説明があります。
レーザー照射後、どれくらい肌荒れする?
多くの方が、一時的に肌荒れするようです。僕は全く肌荒れしませんでした。医療レーザーは、強力なレーザーなので、肌へのダメージを無くすことはできません。軽い火傷状態になっていると説明を受けました。
レーザー照射によるリスクとして、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろやシミが薄くなるor消えるor一時的に濃くなる、膨隆、表皮剥離、水疱形成、色素沈着・色素脱失、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、硬毛化が生じることが、稀にあります。一応留意しておくと良いでしょう。
肌荒れを最低限に抑えるためには、適切なアフターケアが必要です。
施術後のアフターケア
・お風呂
施術当日の入浴は避け、赤みがある場合は焼失後から入浴可能となります。シャワーは当日から可能ですので、24時間以内にお風呂に入る場合は、シャワーのみ浴びることができます。
シャワーに関しても、赤みがある部分は強くこすらず、あまり熱くならないように浴びます。またメンソールなどのクール系のボディソープなどは、刺激が強いので避けたほうが良いでしょう。
・日焼け
施術期間中は、日焼けは極力避けます。屋外で活動する場合は、日焼け止めクリームを活用し、日焼けを抑えます。施術後の日焼けは、色素沈着・色素脱失につながります。
・保湿
施術後は肌が乾燥するので、保湿ケアを行います。少々お高いですが、脱毛後の保湿ケアに最適な化粧品も、湘南美容外科では購入することができますので、相談してみるとよいでしょう。
個人的には日常的に、化粧水・乳液の使用をおすすめします。
その他、施術直後はマッサージや激しい運動、プール、温泉・サウナ、過度な飲酒はお控えください。
本当に二度と生えてこないの?
永久脱毛後、本当に二度と生えてこないのか。答えは、「生えてくる場合がある」です。「永久脱毛」の定義は曖昧で、日本・外国によって様々です。気になる方は調べてみてください。
医療レーザー脱毛であっても、一度脱毛した個所から、極めて少量ですが毛が再生する場合があります。エステやサロンの場合は、確実に生えてきます。医療レーザー脱毛機を扱うクリニックの多くは、再生後に安価または無償で再脱毛をしてくれますので、相談してみてください。
医療レーザー脱毛の正しい知識を
レーザー脱毛には注意点が多く、体に関わる重要なものなので、正しい知識を知った上で受けるべきです。安全に、そしてより効果的に脱毛するために、基礎知識は知っておきましょう。
実際の体験談はこちらに記してありますので、興味のある方はぜひご覧ください。