使っている材料によって、出来るお菓子やパンの状態はぜんぜん違ってきますので、このブログで書いているレシピで使っているお菓子・パン作りの材料をまとめようと思います!これからお菓子作りやパン作りをはじめたいという方にも、参考になればと思います。
基本的に材料はcottaさんの通販と、急に必要になった場合はアクセスが良い富澤商店さんの実店舗で買っています。
どちらもプロが使う材料が手に入りますので、覗いてみて下さい!
小麦粉
スーパーで買うのもいいですが、やはり味や使い勝手が全然違ってきます。作りたいお菓子・パンのイメージに合わせて、使う小麦粉を選びたいですね。あとは古い小麦粉は絶対に使わないこと!長くても半年以内が限度です。
薄力粉
・ドルチェ(タンパク含有量:9.3±0.5% 灰分:0.41±0.03%)
焼き菓子を中心に常用しています。「美味しい小麦の味」がします。北海道産小麦100%で、焼き菓子で本領を発揮しますが、何にでも使えます。スポンジケーキでも目指す食感によって下の特宝笠と使い分けます。
・特宝笠(タンパク含有量:7.6±0.5% 灰分:0.35±0.02%)
スポンジケーキで活躍します。生地での馴染みがよく、焼き上がりもふわふわです。
強力粉
・春よ恋(タンパク含有量:11.8±0.5% 灰分:0.45±0.03%)
北海道産100%、気に入って常用しています。もっちりしていて、何を焼いても美味しい!おすすめの強力粉です。
・スーパーカメリヤ (タンパク含有量:11.5% 灰分:0.33%)
灰分も少なく、真っ白でふわふわふわに焼きあがります。春よ恋はもっちりで食べごたえがあり、スーパーカメリアはふわっと口溶けが良いので、目指す食感で使い分けています。
他にも色々試しています。食パンにはまっている時は最強力粉を買ったりね。
準強力粉
・リスドォル(タンパク含有量:10.7% 灰分:0.45%)
定番。フランスパンなどのハード系のパンや、パイ生地を作る時に使います。モルトパウダーは別で持っていますが、多くのリスドォルにはモルトパウダーも入っています。程よいグルテンで外がカリッ、中はもちふわに焼きあがります。
その他
・全粒粉
・ライ麦粉
現在、全粒粉はcottaさんで、ライ麦粉は富澤商店さんで買ったものです。パンやお菓子に使うと香ばしく、いつもとは違って風味に焼きあがるので、持っておくと楽しくなります。あまり使う機会がないなら少量で買うのをおすすめします。ライ麦粉はパンデピスを焼くのにも使えますね。
砂糖
使う砂糖によって、生地の状態が変わってきます。材料との相性や、そのお菓子・パンの特性を考えて使い分けたいところです。
グラニュー糖
細目グラニュー糖がいいと聞きますが、スタンダードにパールエースやカップ印を使っています。ほぼ毎日使うものですし、コスパ重視です。グラニュー糖の特性は「ふんわり」で、上白糖より焼き色が付きにくい性質があります。スポンジケーキや焼き菓子、パンの一部など大抵はグラニュー糖を使います。スーパーで200円くらいかな?
粉砂糖
cottaさんでオリゴ糖入りの粉砂糖または純粉糖を買っています。粉砂糖の特性は「さくさく」で、クッキー生地を中心に使います。また仕上げにも使いますね。個人的にはコーンスターチ入りのもは避けたほうが無難です。特にマカロンなどでは、乾燥の工程で差違がでますので、原材料を確認してみてください。
きび砂糖
・カップ印 きび砂糖 750g
実家で使っていた影響で、普段の料理にはきび砂糖を使っています。スーパーで300円前後かな?大抵のパンにも使います。お菓子は上記のように、砂糖の特性を使ったものが多くありますので、使うものは限られますが、膨らみが少々悪くなることを覚悟してたまに使います。砂糖のコクには相性がありますので、使う材料によっては合う合わないがあるので、考えて使っていきたい砂糖です。
はちみつ、トリモリン(転化糖)、水あめ
・日新蜂蜜 純粋アルゼンチン&カナダ産はちみつ 720g
・サクラ印 純粋ハチミツ
・その他
そのままかけて食べたり、紅茶に落としたりするのには日新蜂蜜 純粋アルゼンチン&カナダ産はちみつを使っています。お菓子などで大量に使う場合は、コスパの良いサクラ印のはちみつを使います。ブレンドとはいえ中国産が入っているので、少し抵抗はありますが、アルゼンチン・ニュージーランド・カナダ産などをブレンドされているので、他のものに比べて中国産はちみつ特有のツンとした風味が抑えられています。あとは地元で作られたはちみつや、それぞれ地方産のはちみつを貰ったり、見かけたら買うので、あればそれも使っています。
・トリモリン(転化糖)
・水あめ
かたまってもなめらかさを保ちたい、ガナッシュやアイスクリームで使います。トリモリンはcottaさんで、水あめはスーパーで買っています。あとその保水性から、焼き菓子につかってもしっとり仕上がるので、色々試してみるのも面白いと思います。
その他
・ザラメ
煮物やタレなどに使っていますが、カステラやザラメの食感を生かした創作お菓子に使います。
・上白糖
しっとりしていて焼き色もつきやすいので、上白糖でないとできないお菓子以外には基本的に使いません。カステラを焼く時に買ってくるくらいです。
どちらもスーパーで適当なものを買っています。
油脂・オイル
常温で液体なのか固体なのかや、それぞれの風味、バターであればクリーミング性、ショートニング性、可塑性、展延性など、特性を考えて使い分けたいところです。
バター
・北海道よつ葉バター 食塩不使用 450g
・よつ葉 ドイツ産バター 食塩不使用 450g
・よつ葉 発酵バター 食塩不使用 450g
以前は軽い仕上がりになるコンパウンドマーガリンで、添加物不使用・トランス脂肪酸フリーのネオナチュレや、安価なリッシュブルターニュも使っていました。バター配合でしたが、やはり風味はバターに及ばないということで、現在はバター一本にしています。普段使いは北海道よつ葉バターですが、セール時は柔らかくして使うお菓子には扱いやすいドイツ産バターを、バターが色濃くでるプレーンのお菓子では発酵バターを使っています。cottaさんで定期的にセールをやっているので、基本的にそれを狙って買い、使うまで冷凍保存しています。
オイル
・マルホン 太白胡麻油
・エキストラバージン オリーブオイル
レシピでサラダ油となっているところは、太白胡麻油を使っています。サラダ油は独特の「油臭さ」がありますが、太白胡麻油にはそれがありません。無味無臭といってもいいです。少し値は張りますが、お菓子が美味しくなりますのでおすすめです。オリーブオイルは気になる商品を転々としています。
その他
・ココナッツオイル
ココナッツオイルも転々としています。iHerbで買ったりスーパーで買ったり。最近買ったのはこちら。
保存容器に移して使っています。 詰め替え用ということでコスパ良し、結構いい感じです。料理には普通のごま油やこめ油、グレープシードオイルなども使いますが、お菓子作りに使うのは上記のものです
ドライイースト
ドライイースト
・サフ インスタントドライイースト 赤(3g×10袋入)
・サフ インスタントドライイースト 金 耐糖性(3g×10袋入)
ドライイーストはサフを使用しています。小麦粉に対して糖分12%までは赤、12%以上は金の耐糖性のドライイーストを使用しています。3gずつ小分けで使いやすく、10袋入って300円くらいです。毎日それなりの量を焼く方は大容量もあります。
セミドライイースト
・サフ セミドライイーストゴールド(冷凍) 400g
生イーストを使いたいけど使用期限が短いので、いいとこ取りしたセミドライイーストを使っています。冷凍保存で長期間持ち、サラサラで扱いやすく、ドライイーストよりふわふわに仕上がるので、ソフト系のパンを焼く時に使用します。糖分5%以上だと耐糖性が推奨され、ソフト系のパンはたいてい糖分5%以上ですので、耐糖性のゴールドを使用しています。あと特筆すべきはコスパ抜群だということです。400gで冷凍可能(賞味期限24ヶ月)、これで価格が600円しません。ドライイーストしか使ったことがないという方は、ぜひ作ってみて下さい。
乳製品
チーズやヨーグルトは転々としていますので、生クリームと、牛乳・豆乳だけ。
動物性の生クリーム
・オーム乳業 ピュアクリーム42% 1L
・中沢 フレッシュクリーム42% 1000ml
オームはcottaさんで、中沢は富澤商店さんで、それぞれ取り扱っている動物性生クリームを1Lで買っています。半月くらいで使うので、生クリームを使うお菓子をつくる時にタイミングを見計らって買います。ちょこっと使う場合はスーパーで200mlのを買ってきます。
植物性の生クリーム
ムースやゼリーなど、あっさりとさせたいものには植物性の生クリームも使います。動物性に比べて安く、スーパーで150円前後かな?ただし低脂肪などと書かれているものは買わないようにしています。
牛乳・豆乳
普段飲むのが豆乳なので、調整豆乳と無調整豆乳を常備しています。お菓子やパン作りには無調整豆乳で、豆乳が色濃くでるものは調整豆乳を使います。牛乳の特性を使ったお菓子には牛乳を使います。生クリームと同様に、低脂肪は買わないようにしています。
その他
・愛国 ベーキングパウダー 100g
アルミフリーのアイコクベーキングパウダーを使っています。スーパーで気軽に買えますし、使い勝手も申し分ありません。
・アーモンドパウダー
アーモンドパウダーはcottaさんでセール時に買っています。値は張りますが、かかせない材料です。
・ナッツ
アーモンドとくるみは常備しています。ローストでも生でも、安めのところを探してキロ単位で買っています。Amazonやポンパレ、楽天などですかね。お菓子作りやパン作りに使うので、保存状態さえ良ければ形はそれほど気にしないので、欠けなどが理由の訳ありなどを狙うのも手ですね。すぐに使わない分は冷凍すれば保存できます。
・塩
普段はスーパーで良さげなものを買って、特にこだわりはありませんが、ここぞというときには百姓の塩を使っています。季節の海によって変わる、春夏秋冬の塩があるのが面白いところです。
・洋酒
お酒自体は飲めないので、特にこだわりがないので紹介だけ。ただ「お菓子用」は買わないようにしています。
さいごに
ひとまず思いつくところを記しました。他に何かあれば追記していきます。お菓子作りやパン作りの失敗の一因として、「使う材料が違っている」ことが挙げられます。同じ小麦粉でも、タンパク含有量によってグルテンの生成具合が違ったり、吸水性が違ったり、味も違いますし生地の状態も違ってきます。作りたいお菓子・パンが目指す状態から逆算して、どの材料を使うかは非常に重要です。
家庭でプロのようにこだわり抜く必要はありませんが、出来れば美味しいものを作って、美味しいものを食べたいならば、少しお金はかかるかもしれませんが、ちゃんとした材料を使うことをおすすめします。その際の一助になればと思い、当ブログで使っているお菓子・パン作りの材料をまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。
また材料だけではなく、使っている道具や型のまとめも、記事にしようと思います。気になる方はチェックしてみてください!それでは良きお菓子作り・パン作りライフを!