基本のジェノワーズ(共立て)、スポンジケーキのレシピ!

誰かの誕生日に、さっとケーキが焼けたらいいですよね。そうでなくても日常的に、ケーキ屋さんで買わなくても美味しいショートケーキなどが家で好きな時に食べられるのは、とっても幸せです。人によっては難しいイメージがあるかも?なスポンジケーキ。今回はジェノワーズ(共立て)で作るスポンジケーキのレシピを記そうと思います!


基本のジェノワーズ(共立て)、スポンジケーキ


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材料


15cm丸型
・全卵 2個
・グラニュー糖 60g
・薄力粉 65g
・サラダ油 20g
・牛乳or豆乳 18g


18cm丸型
・全卵 3個
・グラニュー糖 90g
・薄力粉 97g
・サラダ油 30g
・牛乳or豆乳 27g


21cm丸型
・全卵 4個
・グラニュー糖 120g
・薄力粉 130g
・サラダ油 40g
・牛乳or豆乳 36g


お持ちの型で、18cm丸型は15cm丸型の1.5倍、21cm丸型は15cm丸型の2倍の分量です。サラダ油は太白胡麻油があれば油臭さがない美味しいジェノワーズが焼けます。バターを使うと風味はいいですが、バターは常温でかたまるので、食感はサラダ油を使った方に軍配があがります。お好みで使い分けたり、バターとサラダ油を半々にするなど、好みに合わせて工夫してみてください。



作り方


1. ボウルに卵を溶きグラニュー糖を加えて混ぜ、混ぜながら湯煎にかけて37℃程度に温める
2. 温まったら湯煎からはずし、ハンドミキサー高速(5段階中4)で泡立てていき、白っぽくなってきたら5段階中3に落とす
3. 垂らした生地がしばらく消えずに文字がかけるくらいになったら、低速(5段階中1)でゆっくり動かしキメを整えていく
卵を湯煎で温める牛乳or豆乳+油を湯煎にかけておく
卵を泡立てる白っぽくなってきた
垂らした生地の跡で文字がかける低速でキメを整える
4. 2分ほどキメを整えたら薄力粉をふるい入れ、ヘラに持ち替えてさっくりと混ぜ合わせていく
5. 切るように「の」の字を書いて底からすくい上げ、同時にボウルを持つ手も逆回転でまわして混ぜる
6. 粉っぽさがなくなってツヤが出てきたら温めたサラダ油・牛乳or豆乳をヘラにあてながらまわし入れ、同様にさっくり混ぜる
7. 完全に混ざってツヤが出たらオーブン用シートを敷いた型に流し入れ、竹串で数周ぐるぐると混ぜる
8. 台に落として気泡を抜き、170℃に予熱したオーブンで25分ほど焼く(真ん中を軽く押して弾力があれば焼き上がり)
9. 焼きあがったら数回台に落として蒸気を抜いて、ケーキクーラーに取り出して冷ます(ある程度冷めたらラップ等をかける)
さっくり混ぜる温めた牛乳or豆乳+油をヘラに伝わせて加える
型に流す竹串でぐるぐるする
焼き上がりケーキクーラーで冷ます
基本のジェノワーズ(共立て)、スポンジケーキのアップ


湯煎にかけながら、グラニュー糖を溶かしつつ泡立てやすい状態に。温度計ではかるのがいいですが、目安は指を入れてちょっと温かい人肌に感じるくらいです。ご自宅のお風呂の温度を参考にしてみてください(笑)。


どのくらい泡立てていいか分からない~という方は、比重をはかるのをおすすめします。比重とは100mlあたりの重さで、100mlの容器があればそれで、なければお手頃なコップを用意していただいて、空の状態と水を満杯まで入れた状態の重さをはかって、差を求めるとそれが容量になりますので参考にしていただいて。その容器に生地を入れて空の状態との差を求め、100mlあたりの重さになるように、例えば180mlの容器でしたら1.8で割って、比重を求めます。


卵を泡立てる時、この比重が25g/100ml程度だとOKです。30g/100mlあたりになる場合は、まだ泡立て不足ということです。いつも失敗したり、成功したり失敗したりするという方は、生地の状態にムラがあるということなので、慣れるまで比重をはかるのをおすすめします。


最後は低速でキメを整えてあげると、焼き上がりに気泡が入らず、キメ細かい生地に焼きあがります。焼きあがって切ってみると気泡がいっぱい!という場合は、この作業をしていないことが考えられます。





薄力粉・サラダ油・牛乳or豆乳を入れてから練らないように、切るようにさっくりと混ぜ合わせていきます。混ぜすぎると、泡が潰れるということなので、100mlあたりの重さがどんどん重くなるので、先程の比重が上がるということになります。最後型に流す前の生地の比重は、44g/100ml前後ならOKです。

この配合なら±2gくらいまで大丈夫。比重が軽い場合は少しずつ混ぜて44g/100mlくらいになるようにしてください。軽すぎても、焼き上がりの生地がパサパサになったり気泡が入ったりします。比重が重すぎた場合はもうそのまま焼くしかなくなります。次回に生かしましょう。ずっしり焼き上がり、その方が好きな方もいたり、使うお菓子によっては重く仕上げるのも1つの方法なので、お好みのラインを見つけてみてください!


ボウルに接している生地は状態が悪いので、竹串でぐるぐる混ぜて一様にしてあげます。竹串の先でオーブン用シートを引っかかないようにはご注意くださいね。混ぜすぎるとここでも比重があがるので、数周ぐるぐるして焼きます。卵を泡立てる際にきちんとキメを整えていると、この状態で気泡が見られないので不要ですが、大きな気泡が見られるようでしたら台に数回落として空気を抜いてあげてください。


焼き時間は25分、竹串で刺して生地がついてこなければor中心を軽く触って弾力があったら焼きあがりです。最高まで膨らんで、少しだけ高さが下がるのも焼き上がりの目安です。


基本のジェノワーズ(共立て)、スポンジケーキをカットした


焼き上がったら台に落として蒸気を抜くことで少し萎みにくくなります。冷めてきたら乾燥しないようにラップや布巾をかけるとグッド。

後は好みのお菓子に!

ショートケーキにする場合の生クリームの塗り方は↓


要所で手を加えてあげれば、お子さんとでも作れると思います。誕生日やお祝い事に!数カット食べるだけならカロリーもそこまで高くないですし、僕はよく朝食に焼きます(笑)。結局1日かけて1ホール食べるので、カロリー過多になるのですが・・・。ぜひ作ってみてください!

【動画あり】話題のガトーインビジブルのレシピ!

こんにちは、嵜山拓史(さきやまひろし)(@sakihirocl)です。2月に上陸してから、いまだに話題沸騰中のガトーインビジブル。「見えないケーキ」という意味で、りんごのスライスと生地が一体化しているようで見えづらいことからこの名がついたそうです。今回はこのガトーインビジブルを、自分なりにちょっとアレンジしたレシピを記そうと思います!


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動画も撮ってみましたので、ぜひ御覧ください!



Crumble gâteau invisible クランブルガトーインビジブルの作り方


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材料


クランブル
・薄力粉 15g
・アーモンドパウダー 15g
・グラニュー糖 15g
・バター 15g


ガトーインビジブル
・全卵 2個
・グラニュー糖 30g
・はちみつ 20g
・薄力粉 80g
・バター 55g
・牛乳or豆乳 65g
・りんご 小~中2個


はちみつが入っているレシピが見当たらなかったのと、そのまま焼いたらなんか寂しかったのでクランブルをのせてみました。クランブルはりんごと合わせるのでアーモンドパウダー多めにしました。イメージとしては、クレープの生地にりんごのスライスを混ぜて焼いていく感じです。



生地は終始泡立器でOKです。オーブン用シートの敷き方はこちら!


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作り方


1. ボウルに薄力粉・アーモンドパウダー・グラニュー糖をふるい入れ、冷たいバターを加える
2. 手でバターを潰すようにすり混ぜていき、そぼろ状になったら冷蔵庫で冷やしておく

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あまり細かくしなくてもOKです!


3. ボウルに卵を溶き、グラニュー糖を入れて混ぜる
4. はちみつも入れて混ぜて、薄力粉をふるい入れる
5. やさしく混ぜて粉っぽさがなくなったら溶かしたバターを加えて混ぜ、乳化させる
6. 牛乳or豆乳を2回に分けて加え、その都度乳化させる
7. りんごを1mmほどの厚さにスライスし、生地と混ぜる

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8. オーブン用シートを敷いたパウンド型に箸などで敷き詰めていく
9. 残りの生地も流し入れ、ゆすったり台に落としたりして生地をりんごの隙間に流す
10. クランブルをちらし、170℃に予熱したオーブンで60分前後焼く
11. 竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり!
12. 冷めてからお召し上がりください


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混ぜていくだけで、簡単に出来ます。りんごをスライスするのと、敷き詰めるのにちょっと時間はかかりますけれどね。


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もっちり気味の生地に、柔らかくなったりんご。そのままでも美味しいですが、やはりバターをたっぷり使った焼き菓子と比べると物足りない感じがします。そこでアーモンド風味のクランブルがいい仕事をしています。うーん、美味しい。クランブルなしで作る場合は、別にソースを添えるのがいいですね。りんごなので、甘酸っぱいベリーのソースや、濃厚なキャラメルソースが良さそうですね。


トレンドに乗って、ぜひ作ってみてください!

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バナナシフォンケーキ


バナナシフォンケーキのレシピ


材料


17~21cmシフォン型1個分
・卵黄 3個分
・グラニュー糖 35g
・サラダ油 50g
・牛乳or豆乳 50g
・薄力粉 45g
・強力粉 40g
・ベーキングパウダー 2g(小さじ1/2)
・バナナ 1~2本
・レモン汁 5g
・卵白 4個分
・グラニュー糖 50g


今回は1本65gと、2本110gの2回焼いたので、それぞれの焼き時間を記しておきます。いつも17cmシフォン型で焼くと記事が余るので、21cmシフォン型でちょうどくらいだと思います。残った生地はカップなどに入れて焼けばいいので、どちらでも!


湯煎用のお湯(100℃)を用意する
・薄力粉、強力粉、ベーキングパウダーはふるって使う
・オーブンは170℃に予熱する


シフォン型はアルミなどくっつく素材の型をご利用ください。シリコンやフッ素加工の型は逆さに冷ましている間に抜けてしまったり、焼き縮みの原因になります。


作り方


1. サラダ油は湯煎で60℃に、牛乳or豆乳は鍋に入れて火にかけて沸騰直前まで温める
2. バナナはフォークなどで潰してレモン汁を混ぜておく
3. ボウルに卵黄を溶き、グラニュー糖35gを入れて白っぽくなるまでしっかりすり混ぜる
4. 2に混ぜながらサラダ油を入れて乳化させる
5. 同様に混ぜながら牛乳or豆乳を加えて乳化させる
6. 薄力粉・強力粉・ベーキングパウダーをふるい入れ、粘りが出るまでしっかりと混ぜる
7. バナナを加えて一様に混ぜる

バナナを潰した様子
卵に油と牛乳or豆乳を混ぜてふるった粉類を加えた様子
粘りが出るまで混ぜた様子


バナナはレモン汁を混ぜて褐変を防ぎます。作業は終始泡立て器で!生地が熱いうちに粉類を加えて良く混ぜることで、グルテンが生成して生地に粘りが出ます。押して戻ってくる弾力のあるシフォンケーキを作るのに必須な工程ですので、ぐるぐる混ぜちゃってください!


8. 卵白を少し泡だて、グラニュー糖50gを3回に分けて加え、その都度ツヤが出るまで混ぜて、8分立てのメレンゲを作る
9. はじめは高速で、7分立てから低速に落としてキメを丁寧に整える
10. 7にメレンゲを3回に分けて加えて混ぜていく
11. 泡立て器を上下前後に動かしながら別の持ち手でボウルをまわし、ワイヤーで切るように混ぜ、混ざりきらないうちに次のメレンゲを入れる
12. 3回目があらかた混ざったらヘラに持ち替え、混ざりきっていない底を救うようにさっくりと切るように混ぜ合わせる
13. シフォン型に流し入れて竹串でぐるぐると数周混ぜる

角が立つまでメレンゲを泡立てた様子
メレンゲを3回に分けて加える様子
生地をシフォン型に流し入れて、竹串でくるくると混ぜる様子


メレンゲは先端が少しおじぎするくらいで大丈夫です。低速で上下に動かしながらゆっくりと円をかくように撹拌してあげると、キメが整えられて焼いた時に生地の目が細やかになるとともに、大きな穴が悪のを防げます。ここもメレンゲの最後を混ぜるまで泡立て器で!最後にヘラに持ち替えて、混ぜきれない部分を混ぜていきます。


比重(100mlあたりのグラム数)は、僕は焼いた時は1本→49.5g/100ml、51.5g/100mlでしたので、この辺に留めてもらうと失敗しないと思います。比重のはかり方は100mlのカップに生地を入れて重さをはかるか、お使いのコップなどに水をいっぱいまで入れて重さをはかり、容量を把握した上で生地を入れて重さをはかり、100mlあたりの重さを求めてあげます。どのくらいまで混ぜればいいかわからないという方は一度試してみてください!


乳化不足は底上げ、焼き縮みの原因となりますので、しっかり乳化してあげてください。卵白の混ぜ不足も生地に大きなな穴が空く原因になります。ボウルに残った死に生地も一様に混ぜるため、最後に竹串で混ぜてあげます。卵白のキメをしっかり整えてあげると結構大丈夫ですが、大きな気泡が残っている感じなら型の真ん中とふちを持って数回トントンしてあげてください。あまりやりすぎると底取れの型の間から空気が入って底上げの原因にもなりますので、手で押さえてひかえめにするといいと思います。


14. 170℃に予熱したオーブンで、バナナ1本だと38分、2本なら40分焼く
15. 焼きあがったらすぐに逆さにして冷まし、冷めてから型からはずしてお召し上がりください!

バナナシフォンケーキの焼き上がり
型から外したバナナシフォンケーキ
一部をカットしたバナナシフォンケーキ
切り分けたバナナシフォンケーキと一部をカットしたバナナシフォンケーキ


バナナが入って比重が重いので、焼き時間は少し長めです。お使いのオーブンによって個差はあると思いますが、おおむねこの辺で、一度最大限まで膨らんだのが少し縮んだあたりが焼きあがりです。オーブンは小さいものだと天板なしでOKです。高さがあるなら普通に下段でも大丈夫ですが、双方焦げそうなら途中でアルミホイルをかぶせてあげてください。


生地の型への張り付きと、重力で縮みを防ぎますので逆さにして冷まします。はずし方はナイフを使うタイプでも手はずしでも。手はずしの方法はこちら!



グルテンをしっかりと出した、押したら戻ってくる弾力のある、それでいてしっとりふわふわのしっかり食感のあるシフォンケーキです。安定のバナナ味で、おやつに飲み物とご一緒にいかがでしょうか。ぜひ作ってみて下さい!



他のシフォンケーキはこちら!

爽やかなティータイムに!レモンのシフォンケーキのレシピ! - 生かし屋さん。
押して戻ってくるふんわりチョコシフォンケーキのレシピ! - 生かし屋さん。


他のバナナを使ったお菓子のレシピは↓にまとめています!

バナナを使ったお菓子・スイーツのレシピまとめ! - 生かし屋さん。


このバナナシフォンケーキのレシピに役立ちそうな道具・材料