業務用ラップと家庭用ラップの違い


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飲食店で働いた経験がある方ならご存知だと思いますが、業務用ラップと家庭用ラップでは結構違いがあります。どちらも利点があるのですが、僕は家でも業務用ラップを使っています。そこで、飲食店での勤務経験がないとあまり知られていない?業務用ラップと家庭用ラップの違いについて記そうと思います。業務用ラップといえばもっと大掛かりのもあるのですが、今回は小巻と呼ばれる持って扱えるものが対象です。


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今はダイアラップを使っています。買う場所によって日立ラップだったりリケンラップだったりします。まず最初の特徴は刃の位置です。


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業務用ラップは刃が下に付いています。家庭用だと上についていますよね。家庭用は上についていることによって、刃がむき出しならずに安全だといえます。一方で切る時は下に力をかけなければならず、そのまま皿の中身を落としてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。


はじめは慣れないとカットしづらいかもしれませんが、慣れるとすいすいカットできます。どっちが良いというよりは、使いやすさは人によると思います。僕は下に刃がついていたほうがカットしやすいと感じます。


続いてラップの材質の違い。家庭用ラップは一部が裂けるとずるずると裂けてしまいやすく、一回ラップ同士が張り付くともう使えなくなると思います。対して業務用ラップは一部が裂けてもそこで止まりやすく、つまり食品への混入も防げます。また張り付いても容易に再利用でき、伸びも非常によくて強度があります


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これ、ラップをピッタリ張った状態なんですけれど、分かりますかね(笑)?


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こんな感じで、密着力がよくピンと張ることができます。それでいてラップ同士がくっついてもかんたんに剥がして再利用できます。そして例えば・・・。


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わかりづらいですが、こんなに積み上げても全然大丈夫です。上の食器にもラップをして重ねていくことで、上に上にと収納できます。この強度からラップをして食器を次々に積み上げるという使い方ができるのが良い点ですね。


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そして一部を破いたとしても、伸びやすいのでずるずると裂けることはありません。これによりラップが切れて食品に混入する可能性が低くなります。食べたらラップが入っていた!なんて危険性が軽減できます。家庭用ラップだと、縦に裂けてしまうんですよね。


お菓子作りでいうと、クッキー生地やタルト生地を綿棒でのばす時にラップの切れ端が混入していたとか、張り付いて気付かなかったなんて経験はないですか?高温で焼いてしまうと、耐熱とはいえオーブンの温度には耐えられませんから、溶けてしまいます。気付かずに食べてしまうと危険ですので、お菓子作りをしている方はぜひ業務用ラップを使ってみてはいかがでしょうか。リケンラップのブルーオーシャンや、日立ラップのブルータイプだとなお、青色がついていて混入が防げます。


もちろん、刃がむき出しでついているので、扱いは注意しなければなりません。小さいお子さんがいる場合は特に気をつけて扱わなければなりませんね。僕はcottaさんで買ったり、知り合いの業者さんから買っていますが、Amazonでも売っています。業者さんから買うよりちょっと割高なんですけれどね。



100mで350円前後です。それでもスーパーなんかでまともな50mのラップを2本買うよりは安いかな?気になった方はぜひ、どこかで見かけたらお手にとってみてください!


※ちょっと分かりづらかったので追記


業務用ラップと家庭用ラップの違い - 生かし屋さん。

出前とかとったときのラップかな?あれ再利用できる気がしないけど。剥がした瞬間にシワシワクシャクシャじゃない?

2017/03/12 20:23


こんなコメントを頂いたので実践してみます!


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まず普通にラップをしていただいて。もちろんピンと張っても大丈夫です。


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思いっきりぐしゃぐしゃにします。


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ここから簡単に広げられて、このように再び張ることができます!ちょっと光のあたり方が違いますね。その理由がこちら。


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このように小さなキズは付いています。でも容易に剥がせて、もとのようにピンと張ることができます。この特性は、1.不意にラップ同士がくっついてしまっても容易に剥がせる、2.カットする前にラップを箱から引き出しやすい、3.隙間ができたりした際に張りなおしがしやすい、などの点で有用に働きます。ただし再利用できるからといって何回も使いまわしをするのは衛生的によくないので避けたほうがいいと思います。


業務用ラップと家庭用ラップの違い - 生かし屋さん。

ちゃんと素材について書いて欲しかった。塩ビとPEのちがい。家庭用でも塩ビはある。塩ビは確かに使いやすいけど、私はポリエチレンだな。 追記:追記してもらって、とってもわかりやすかった!

2017/03/12 21:11


こんなコメントも頂きました!材質の違いについて書くとまた長くなりますし、また実験でもして記事にしようと思います。添加剤の兼ね合いなんかで違ったりしますし・・・。コメントにもあるように家庭用でも例えば日立ラップやリケンファブロのラップなんかは塩化ビニル樹脂を使っていたりと、煩雑になるのでこの記事では割愛しています。ただ本質としては材質の違いですので、そこは押さえておくといいですね・・・と思いましたけれど、ちょっとだけ書いちゃいます。


クレラップ、サランラップなどの良くある家庭用ラップや加工肉などに使われる食品包装用フィルムの多くはポリ塩化ビニリデンが使われています。耐熱温度、酸素透過度、透湿度ともに優れており、いわゆる「バリア性」が高い材質です。


日立ラップをはじめ多くの業務用ラップに用いられているのが塩化ビニル樹脂です。耐熱温度は低めで、酸素透過度、透湿度ともにポリ塩化ビニリデンに劣ります。引き換えに、この記事で記したような利点があります。ではなぜ酸素透過度、透湿度ともに劣るのに業務用ではポリ塩化ビニリデンを使うかというと、1.上記のように使いやすい、2.食材の扱い方がわかっていれば酸素透過度、透湿度の違いは補える(レモン汁など褐変を止める、酸化防止剤を入れる、さらに包装するなど)、3.飲食店はその日に仕入れてその日に使う(長期間冷蔵で保存しない)ことが推奨されているためさほど問題ないなどの理由が挙げられます。


これらの理由は材質としてポリ塩化ビニリデンの性質が優れているとは言え、扱いにくいゆえに隙間ができやすいなどを考慮すると、他のラップでも押さえておかなくてはいけない点でもあります。この点も含めて総合的に、塩化ビニル樹脂のラップが使われる理由です。あと大きな要因に前述の通り色付きというのもありますね。


ポリラップなどの耐熱温度が低く、安価で電子レンジ不可のラップはポリエチレン製です。低価格・無添加でも作れるというのが利点です。透湿度はポリ塩化ビニリデンに近く、塩化ビニル樹脂より優れていますが、酸素透過度はこの3つの中で最低値になります。


さらっとですが、それぞれの特性を記してみました。どれも利点がありますが、一般的な保存の知識があれば塩化ビニル樹脂に軍配が上がるかなという感覚です。選ぶ際に参考にしてみてください!


以上、追記でした!