こんにちは、嵜山拓史(さきやまひろし)(@sakihirocl)です。今回から全動画付きでのんびり基本のお菓子の作り方シリーズをはじめます。第1弾は基本のパウンドケーキのレシピ・作り方。
オーソドックスな方法と、溶かしバターで作るバージョンの2通りご紹介します!
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基本のパウンドケーキ
材料
・グラニュー糖 100g
・全卵 2個(110g)
・薄力粉 110g
・ベーキングパウダー 2g
材料が同量1ポンドずつって意味で"パウンド"ケーキなわけで、フランスでも4分の1が4つって意味でカトルカールって言うんですけど、僕はグラニュー糖だけちょっと少なめで作ります。
もっと工夫するならグラニュー糖を少し減らして水飴を入れるとしっとり感が増したり、薄力粉のいくらかをアーモンドパウダーに変えるとより美味しくなります!
あとは薄力粉の10%くらいはココアパウダーや抹茶パウダーに変えるとココアパウンドケーキ・抹茶パウンドケーキになったり、チョコチップなど具材を入れるとか、これをベースに色々アレンジしてみてください!
・卵を常温に置いておく
・パウンド型にオーブン用シートを敷く
・薄力粉、ベーキングパウダーはふるって使う
・オーブンを180℃に予熱する
バターをレンジで柔らかくする場合は、溶かさないように低いワット数で少しずつ加熱してください!
パウンド型へのオーブン用シートの敷き方は↓
パウンド型:オーブン用シートのきれいな敷き方 - 生かし屋さん。
作り方
2. グラニュー糖100gを加えてすり混ぜる
3. 卵2個分を溶いて少しずつ加え、その都度よく混ぜて一体化させる
4. 薄力粉110g・ベーキングパウダー2gをふるい入れ、ヘラに持ち替えてさっくり混ぜる
5. 粉っぽさがなくなって生地にツヤが出たらオーブン用シートを敷いたパウンド型に詰める
6. 180℃に予熱したオーブンで40~45分焼く
7. 竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり





ポイントは、
- バターと卵をつなぐ
- 薄力粉を加えたら練らない
- 生地にツヤが出るまで混ぜる
こんなところ。
卵は一度に加えると分離しちゃうので、3回くらいに分けて少しずつ 加え、その都度混ぜてつないでいきます。気を抜くと分離するので、ハンドミキサーでやる方も多いです。ただ薄力粉を混ぜる工程でつながるので、ある程度でも大丈夫。自分もいつもこのやり方のときはざっくりやっちゃいます。
大事なのは次。薄力粉は練るとグルテンが働いて焼き上がりがのっぺりした食感になっちゃいます。ヘラに持ち替えて、右手で生地に切入れ「の」の字を書きながら底から返し、逆の手でボウルを反時計回りに回しながら混ぜて行きます。左利きの場合は逆「の」の字+右手で時計回り。
粉っぽさがなくなってから2,3周混ぜると生地にツヤが出ます。ツヤが出るまで混ぜるとしっとり焼き上がりますが、混ぜすぎるとグルテンが出るので程よく止めるのがポイントです。
生地を詰めるときは空気が入らないように。生地を均一にするために、竹串などで混ぜてもいいですね。
途中11分くらいでさっと取り出して真ん中に包丁を入れると綺麗に線に割れてくれます。やらなくても生地が均一なら、真ん中が盛り上がって割れてくれます。
焼き時間の目安は40分~45分。真ん中に竹串をさして3秒待って、生地がついてこなければ焼き上がりです。焼き立てを食べてもいいですし、一晩置くと油分が馴染みます。焼き立てに洋酒などを塗って密着ラップをして一晩置くと、また香りもよくなりますしよりしっとり仕上がるのでおすすめです!
溶かしバターで作るパウンドケーキ
材料
・グラニュー糖 100g
・薄力粉 110g
・ベーキングパウダー 2g
・バター 110g
材料は全く同じですが、製法が変わってきます!
・パウンド型にオーブン用シートを敷く
・薄力粉、ベーキングパウダーはふるって使う
・オーブンを180℃に予熱する
作り方
2. 70℃くらいの湯煎にかけ、混ぜながら40℃まで温める
3. バター110gを鍋で温めて溶かし、60℃まで温める
4. 薄力粉110g・ベーキングパウダー4gをふるい入れ、ゆっくりと混ぜ合わせる
5. 粉っぽさがなくなったら溶かしバターを加え、なめらかに一体化するまで混ぜ合わせる
6. オーブン用シートを敷いたパウンド型に流し入れる
7. 180℃に予熱したオーブンで40~45分焼く
8. 竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり







こちらの製法は粘度が低いのでずっと泡立て器でOKです。まぁ最後パウンド型に流すのに結局ヘラを使うんですけどね(笑)。
温かいほうが乳化しやすいのと温度管理するので、上の基本の製法より生地が安定しやすいです。ポイントも温度をしっかりはかること。ちなみに僕はこっちで作ることのが多いです。
基本のパウンドケーキのレシピ・作り方を2通りご紹介しました。製法によって若干生地の様子が変わってくるので、ぜひ作って食べ比べてみてください!